『日本一のコマクサ』と呼び声の高い岩手山のコマクサを見に行きました。
朝の5時に焼走り登山口を出発、早朝にも関わらず陽射しが強く照りつけていました。
登山口から見上げる岩手山はカメラに納まりきれない雄大さ、最初は溶岩流に沿った樹林の中を歩いてゆきます。
約90分で第2噴出口に到着、火山礫の大地は絶景の展望台です。
眼下に流れ出た溶岩の流れが見え、登山口の駐車場が見えます。
『あそこから登ったのですね〜。』
里山なら山頂に着いている時間、でも振り返ればドーンと巨大な山肌が空に向かって続いているのでした。
第二噴出口から樹林の道に戻りひたすら登ってゆきます。
次第に木々が少なくなって開けてくると、潅木や草の間に赤い小さな花が見え出しました。
登山道の両側は一面のコマクサに被われます。
潅木が多く全体を見渡す事は出来ませんが、次々と現れる群生に歓喜の声が止みません。
何度も立ち止まって写真を撮ってしまいました。
先週に蔵王で見たコマクサも岩手山の花は色が濃く花数が多いコマクサです。
登山道に沿って上も下もズーッと群生が続いていて、咲いている面積を考えれば日本一いや世界一のコマクサ群生地でしょう。
コマクサの花に後ろ髪を惹かれながら、登山道は樹林帯へ入ります。
上坊コースとの合流点のツルハシ別れから平笠不動までの樹林帯の急な登りがキツイ。
息を乱しながら避難小屋に着けば山頂は直ぐそこ?
え〜、まだ、あんなに遠いの・・・
平笠不動でたっぷり休んで歩き始めますが、なにげに足が重く皆さんから離れてしまうマルゴです。
眺めの良い場所に来るとカメラを構えて・・(休憩!)
目の前に裏岩手から八幡平に山並みが続き、さっきまで休んでいた避難小屋が小さく見えました。
またも眺めの良い斜面で・・・
眼下に見える湖は旧噴火口の御苗代湖、そばには外輪の鬼ヶ城が連なり遠く残雪の秋田駒ヶ岳が見えました。
雄大な眺めに満足していると、皆さんお鉢に着いたようです。
お鉢は、山頂噴火口の外輪で中央の妙高岳を囲むように丸く火山壁が約4km続いています。
山頂は外輪の一番高い所、薬師岳と呼ばれています。
実に5時間半の登りで山頂到着、まず三角点にタッチ!
山頂は沢山の登山者で賑わっていました。
梅雨時と思えない快晴に岩手の山々がパノラマとなって広がっています。
中央火口丘の妙高岳を眺めながら大休憩、気持ち良い風が吹いていました。
でも、山頂にはアブの集団が飛び回っているので刺されたら大変です。
なぜか、石祠の周りに集まっていますが、巣でもあるのでしょうか。
下山は、山頂から外輪に沿って歩き不動平へ向かいます。
お鉢には転々と三十三体の石像が置かれていて、ちょうど薬師岳と妙高岳が並んだ所をパシャリ
山頂が少しずつ遠くなって行き名残惜しいな〜
不動平からは次々と登山者が登ってきます。
今頃山頂は超満員でしょうね。
八合目避難小屋で休憩、お成り清水をお土産に空になったペットボトルに詰めました。
最後は馬返しまでの急斜面を怒涛のごとく下って行きますが、何と長い下りでしょう。
途中シャリバテ気味の私は次第に先頭から遅れてしまいます。
余裕がなくて写真を撮るのも忘れてヒタスラ歩いてますた。
馬返し登山口に着いた時はヘロヘロ、鬼又清水を頭からかけて生き返りました。
コマクサの群生も見たし山頂からの眺望も楽しめて、充実感いっぱいの岩手山でした。


巨大な岩手山を前に、歌でも読んでみたいです。
ここのところ、通勤で毎日約3kmのアスファルトを革靴で歩いているせいか、
登山靴では、なかなか足が上がらなくなりました。
登山に使う筋肉が落ちて、そのまま前に行こうとする筋肉だけが発達しています。
ところでお鉢・・・ 転げたらそのまま落ちてしまいそうなザレ場ですね。
登っていませんが、ついつい富士山をシメージしてしまいます。
花が豊富に咲いていて、目の前に山頂が見えてイイ所でしたよ。
お鉢は富士山のイメージですか、私も登った事がないのでわかりませんが、それほど外輪の迫力は感じませんでした。